親の呪縛 20210919

ネット依存が中々治らない。一人での治療に限界を感じたので、カウンセリングを再開した。

ネットでネット依存治療について調べるのも変なんだけど、ググってもこれという治療法が見つからない。

 

これまでの対処療法的なやり方で解決しなかったのは、根本原因に向き合ってこなかったからかもしれない。ネットに限らず依存の根本原因は孤独感だろう。

かなり思い当たる節がある。小学生でネットに出会ってからずっと依存し続けているのでかなり根深い。

孤独な学生時代をやり過ごすために2ch、ニコ動、まとめサイトツイッターYouTube…と様々なサイトに依存してきた。

学校に友達はいないし、バイト先でも浮いてるし、一番居場所がないのは家庭だった。

現実がしんどすぎてネットの情報で気を紛らわせて耐えてきた。

ネット依存の根本には対人恐怖/人間不信という問題があり、そこを解決しなければネットをやめれてもまた別のものに依存する可能性が高い。

そこで今までのネット依存対策と並行して、対人恐怖症的な部分も治療していくことにした。

 

ネットに繋がってないと、そわそわして落ち着かない時がある。反対に作業に集中できてる時は快適で幸福感があってずっとこうしてたいと思うんだけど、どこかで油断してまただらだらYouTube見てしまったりする。

ネットすら絶ってしまうと社会とのつながりが完全になくなってしまうという不安感があるのだろう。

「リアルで誰とも関わらなくても一人で生きていける」と思っていたけど、ネットでさみしさを埋めていたから、「ネットに依存してれば一人でも生きていける」というのが現実だったみたい。

今のままではネット依存をやめられない。リアルで人と関わる必要性を感じる。

 

それに、人との関わりがないまま5年、10年経った時に幼いままの中年になっているのが怖い…。

自分の社会経験のなさが不安だ。今も実年齢に対して精神年齢が幼い方だろう。対人経験が少ない故に考え方や人とのかかわり方が極端。そういう中高年をインターネットで見てきたから、ああなりたくない…というのもある。

 

変わりたいという欲求が強い。これはカウンセラーさんにも度々指摘されていることだけど、自己否定感が強いんだと思う。

治したいところ、矯正したい部分が次々思いついて、あれもこれも直さないといけないなと思っている。成長しようとしているのはよいことだと思う。

でも根本的には「あの親のこどもな自分」を受け入れられないという思いがあるのも確か。あの親のこどもな自分を受け入れられないし、親も自分を受け入れてくれなかった。

今の自分の認知の歪み、同居してた時の病み具合(一人暮らし始めた途端回復し始めた)から考えて、家族の存在が自分に悪影響だったのは否定しようがない事実だろう。成長を阻害する存在だった。少しの成長の芽が出ても嘲笑や冷笑で潰された。

こういうことを認めるのもしんどい。親からも二言目には「人のせいにするな」と言われてきたし、親ガチャ外れた話は甘えだと思われそうだから他人にも言わない。いまだに憎むことに後ろめたさがある。

あの家庭で作られた歪んだ認知が今もあるから、それで困るたび家族のことを思い出してしんどくなる。

社交不安症の根本には人間不信があり、人間不信の根本は最初の人間関係である親への信頼が全くないことにある。信頼がないというか、不信感と軽蔑と敵意と恐怖心と…ゼロ超えてマイナスの感情しかない。

だから対人恐怖症的な部分を治したい。克服すれば昔のことを思い出してもつらくならないかもしれない。

絶縁した後のモヤモヤの処理が長期戦になるであろうことを覚悟してから、少し余裕が持ててきた。今考えてること、これから取り組むことも創作に活きるだろうなという手ごたえがある。